ケルン動物園のゾウの家族
2014年 05月 08日
今回の旅で一番心に残ったのは
この象の家族愛です。
ケルン動物園の今一番の話題は、アフリカゾウです。
2004年にオープンした2haのゾウ舎が、全敷地面積(20ha)の1割を占めることからも、
ケルン動物園のゾウに対する意気込みが感じられます。
この施設ではゾウの群れ飼育と繁殖を目指していて、2006年3月30日には待望の赤ちゃんが生まれたのが、マーラーちゃん。大人気になったそうです。私が訪問したときも、子供たちが「マーラー」と名前を呼んでいました。
ゾウ舎の様子をwebカメラで常に公開しているそうです。
12月にマーラーの母親が死亡し母親の象の友人たち(妊娠中で授乳が可能だった)によって育てられたそうです。
園内には「マーラーはこんなに大きくなりました」といった実物大の看板も立てられていました。
(現在もゾウ舎の様子はwebカメラで公開中だそうです)
屋内放飼場は広く、天井も高いです。
マーラーらしい子を見つけました。
5月9日に生まれたマー・クマリ(Maha Kumari)が小さな体で遊びまわり、とてもかわいかったです。
マーラーに遊びかけたり、餌を食べているオトナの周りを追いかけっこしたりして遊んだり、
鼻の下をくぐったりして無邪気な姿が見れました。
2012年生まれのちびっ子ビンディーが可愛くて!可愛くて仕方なかったです
又、それを見守る大人のゾウたちお姉ちゃんゾウ達の優しさも、見ている私たちに伝わってきました。
日本のゾウは単独飼育だったり、せっかく子供が生まれても人工保育だったりで、
なかなかこういった姿は見られません。
でも、母系の年齢の違う個体同士が1つの群れで暮らし、支えあって生きるのが、
ゾウ本来の姿のように思えます。
飼育下でそれを実現するのは難しいかもしれませんが、
ぜひぜひこうした姿に切り替わって行ってくれればと思います。
一時間以上この場から離れられませんでした。
感動で涙が出ました。
飼育係の女性が呼んでいます。
象は神です
ケルン動物園は、本当に素晴らしい動物園でした。
by funny-yuko
| 2014-05-08 21:31